その1 2002/8〜2003/4

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小部屋 4/20

スタッフのカツキとソウタの部屋作り
彼等の空間となる小部屋。彼等の試行錯誤しながらの小部屋作りである。

家具を考える時、空間も意識するのはもちろんの事。
壁の構造も知らなくては、造り付けの家具はできない。

限られた広さをどれだけ快適にできるかは、彼等の工夫しだいである。



hwbのキッチンづくり 2/23〜

もうすぐ春ですねえ、、。今日は日曜日。久しぶりのお店作りだ。
今回はキッチン。キッチンといえば換気扇。
と、いう事で換気扇の位置決めから進める事となった。
換気扇のフードは鉄職人のスギさんに作ってもらうのだ。
ガスコンロ用に、上部にステンレスでバランスのとれたデザインでお願いする訳だ。

←助っ人のスギさん。おたくタイプのスギさんには、クリエイティブな素質を感じてやまない。
グラインダーにて壁を切断。
グラインダーを持ってくるためだけに、それ専用の収納ケースをステンレスでわざわざ作ってくるタイプ。
作ったのは昨日だという、、。
言わないくせに、気づかないと悲がるタイプ。

ここの壁面は5ヵ月程前に、窓をふさぎ壁にした部分。
既存の窓部を避けて壁を貫通。
下地のタル木やらと再会する。僕は半年も何をやっているんだろう、、、。
うん、がんばるぞ。



植木 4/6

入り口正面には駐車場として2台分のスペースを確保した。
木を植えるためコンクリートをハツリ、土を露出させた。
石積みにて囲い、花壇スペースとした。

石はグリ石と呼ばれる、建築の基礎や線路などに使われるよく見るものだ。仕上げ材として使われるものではないため、形は不揃いだ。
プロの石積み職人でも、積むにはめんどくさい形だそうだ。
目指すはロックガーデンだ。ケイコが積んだ石積みは隙間だらけ。
でも、その隙間は「小さな植物を植えるのにピッタリだ」とケイコは言う。偶然か計画的なのかは追求しない事にしよう。
ちなみに木の壁は、床だったものをそのまま使っている。

庭師からアドバイスを受けたものの、経験のない僕らは困惑ぎみ。山砂に腐葉土。そして窒素、リン酸、カリンの配合された肥料も。
「たい肥」って何?素朴かつ真剣な疑問。
家具を作る行程で出るオガコを、何かに活用できないか?
ここ数年そんな利用方法を真剣に考え、話しを聞いてもらうものの具体的な「活用」まで至る事はなかった。紙にできるだろうと思うが、ダメと言われへこんだ事も、、、。
でもね、でもね、活用してくれる所に辿り着けたんだよ!
そう、たい肥。具体的に話しを進めてくれた人から、ちょうど今日連絡があり「たい肥にするには申し分ない」と返事をもらったのだ。
あ〜今日はたい肥記念日だ。

オガコリサイクルに関しては後日、改めて具体的に報告したいと強く思う。
2/9

桜が咲いた。毎年恒例の友人等とのお花見。今年はhwbの駐車場となるスペースを作業台や加工前の板材やらで会場を作った。
桜の咲く公園で予定していたが、当日、僕らの庭で宴会をしてくれた事に友達の心意気を感じ、いたくうれしかった。
お店作りもがんばります。
new4/6



クリスマスの頃に完成したのはドアハンドル。

入り口のドアをナラ材で作ってからしばらくハンドルのない状態で過ごした。
で、このドアに合わせ、スチールの無垢で作ってもらったハンドル。
これでやっと普通に開ける事ができるようになった。
既製品にはない魅力があるこのハンドルは僕の友人作。
僕と同時期に修行時代を過ごした鉄の職人である。彼は無理な注文も仕事を超えて取り組んでくれる。
鉄をさわるのが本当に好きなんだろうね。
独立めざしがんばっている彼は、普段は街路灯なんかを作っている。

いつか、ストーブを作ってほしいんだ。
12/25



お店のオープンが遅れております。目指せクリスマス。が春になりそうだ、、、。

お店のオープンどうなっているの?と心配させてしまっていたらゴメンナイサイ。
ハッキリとした予定がたたない状況で、オープンが遅れています。
理由は、今までに注文を頂いているお客さんの家具を製作させてもらっているからです。お店のオープン準備期間として3ヶ月、仕事を止めてお店作りに専念させてもらいました。でも、その3ヶ月では僕らのお店は形になりませんでした。その決めていた3ヶ月間が過ぎた以上、一時中断し、今、注文を頂いているお客さんに時間を使わせてもらいます。
1日でも早く僕らのお店を見てもらいたい。すごく強く、そう思っています。それ以上に、今日も家具を作らせてもらっている事に感謝し、励まなくては、と思えるのです。今日も職人として家具を作れる事が、何より僕ららしくて、うれしいのです。
無垢材で、一つ一つ家具を作るのは時間がかかります、それと同じように僕らのお店作りも時間がかかるようです。
お店の周りには公園があり、桜の木がよく見えます。遅咲きのその桜の花が咲く頃オープンしたいなあ。
そうそう、今年の4月の日記ページに、その桜の画像がのっけてあるんだよ、小さい画像だけど。まさにお店の前の桜のもの。何度も見に行き、桜が咲いているのを見て、お店をここにしたんだよね。

11/7



庭にも床材が。10/18

お店の入り口に車を2台駐車できるスペースを確保して、それ以外のスペースは小さいながらも庭だと思っている。隣との境に塀を作ったのは、真夏の頃だった。その塀も元床材の再利用である。
これが、なかなか絶妙である。程よく古くなった無垢のアピトン材が、こうもいい味を出すとは。予想していたものの、オイルを塗って濡れ色になった色濃いアピトン材は無垢材の良さを十分にかもし出している。

 で、この塀の周辺の地面はコンクリートを壊し、土にしてある。もちろん、植物を植えるためである。
植物は、周辺を調和させてくれる。ゆったりとした気分にさせてくれるから、好きだ。何なんだろうね、あの感覚。心地よいよね。
← 植物ごしに店内を。
10/18



箱はできた次は展示家具作りだ。 9/27〜10/3

9/27
夜、照明のついたshopスペース。家具が並ぶべき場所には、改装に使い、余った材料が置いてある。脚立は折り畳まれることなく、3ヶ月経過した。
はやく、脚立を折り畳み、家具を配置したい。
仕事も再開した。 さあ、展示用の家具も作っていこう。

10/3
ここの建物の作りは倉庫。倉庫を好んだというか、なるべく自由に改装できる物件を捜した訳である。
だから、作って取り替える部分ばかりあるのだ。

入り口部アルミの建具が入り口は設けられていた。
そんで、新しく作ったのが、これ(←)。
まだ、ガラスは取り付けていない状態。
ナラ材の新品(あたりまえだが)。仕上げは自然まかせ。時間に耐え、雰囲気が出来上がっていくのだろう。



キッチンスペース 9/1

入り口から正面に見える白い空間。
画像では広く見えるかもしれないが、実際はそんな広くない。通路を除いた15坪のスペース。天井高は2400mmの一般家庭天井高と同じ空間である。
このスペースで何をしていこうか、悩んだ。
もともと倉庫であったこの建物、70坪の仕切りのない空間であった。それを、どこに壁を作り、どんな実用的な空間に仕切っていくか、そこからつながっている話しである。
家具製作に必要な機械、作業面からくるそれらの配置、それらを考慮して適当だと思われるスペースを優先的に工房部に割り当てた。
残りのスペース(残りという程、安易ではないが)をショールームに割り当てた。

HWBは、今までの14坪の小さな工房で仕事をしてきた。
今思えば、いろんな人が来てくれた。
『家具を作っている』事を、きっとリアルに感じてくれたと思う。だって、一緒にお茶を飲んだテーブルは作業テーブルだったし、お客さんのかばんを置いてもらったのは、ホコリをはらった機械の上だったからね。
HWBの原点はそこにもある。新しく移転し工房は広くなっても、家具の作り方は変えない。家具を作るプロセスを見てもらって、「だからこうなんです」としか、僕らはアピールできないかもしれない。そうやって、家具を作っていければ、僕らはうれしい。そう、単純にうれしい。

←手伝ってくれた家具職人2人と、電気屋兄ちゃん、そしてカーテンを作ってくれるテーラーな主婦。
照明を点灯させ、感じをみている様子。



お店 入り口偏 8/18〜8/30

中から入り口を見ると、、、。小さなガラス部屋があり、壊すか、そのまま使うか迷った。
結局、壊す事はしないものの壁で囲んでしまう。

アルミの枠めがけ、ビスで下地を固定する。
下地は300mmピッチ。
299mm幅の仕上げ材を2mmあけて固定する。

さて、アルミの枠に下地を作ったので、仕上げ材を貼る。
針葉樹合板を適度なサイズにカット。
空間とのバランスを意識して、木目を流す方向を決める。
今回の改装で使用する針葉樹合板は60枚程度。
その中で特に木目の綺麗なものをセレクト。ちなみに、60枚中12枚程度が特に綺麗なものだった。
落選した合板は天井や、工房の壁に使用した。
この選択作業は、いってみれば「木取り」になるのか。

お店を入ると、大きく2つの空間に分れる。
入って正面の空間と、奥のショールームとしての空間。
で、この画像は、それらをつなぐ通路。
入り口からもつながっているため、天井は同じ仕様に。
下地を作り、仕上げ材を貼っていくという行程。



工房 壁と床偏-2 8/15 〜 9/2

工房の壁は、針葉樹の合板を。普通下地に使う合板なので、表面がザラザラとしている。ザラザラな分、音を吸収してくれれば。
床の塗装も仕上がる。下地1回、上塗り2回の工場床用の塗装だ。スニーカーでキュッキュッとなる。

8/25
作業テーブルを引っ越し、改装の高率もあがる。

8/30

shopスペースから工房内を撮影。
スライドタイプの大きな扉を予定している。
感じのいいデザインでこのサイズにぴったりの扉が売っていれば、購入しても、、、と考えたが、そんなものは売っていない。だから、自分達の工房で作らなくてはならぬ。
随所に製作予定建具があるため、お店オープン日が少しづつ遅れていく事に焦りも感じる。

とりあえず、工房のみ移転完了しだい、再始動だ。



工房 壁と床偏 8/10

道具がなければ始まらない。
手道具は普段の家具製作用とは違い、電動工具が多い。
現場用といったところだ。

お店と工房を仕切る壁。
床を切って壁にしたもの。新たに下地を作って石膏ボードを貼る。

石膏ボードはカッターナイフで切り目を入れ、パキッと折る。防音効果を多少期待し、ボードは2枚重ねる予定。

床はコンクリート(既存)。洗いをかけて、強化シーラー処理をし、仕上げに水性のボウジンテックスを2回塗り重ねる。
塗料カンを全開にし、ローラーを浸しながら塗る。

壁も塗装し、窓枠も作った。工房は完成だ。
機械を移転し、ようやく家具を作れる環境になった。



お店 天井作ってペンキ塗り偏  8/7

天井は石膏ボードに白ペンキ。下地処理に時間かかった。
パテは3回重ねた、、。
フラットに見える壁も、実は溝のある壁だった。4回に分けてのパテ混入によりフラットにしたものである。

ローラーによるペンキ塗り。
もちろん床は汚したくないので養生済み。

引っ越すたびに、いつもこうやってペンキを塗ってきた。
だからペンキの臭いは、いろんな記憶を呼び起こすのだ。
ペンキ塗りは楽しい。

首は痛いが気分はよい。とりあえず1回目の塗装は終了。
白く塗られた部屋は、なにもなく綺麗だ。

スレートの工場という外観からは想像しにくいかもしれないが、この空間に僕らholly wood buddyの家具を展示していく事になるのだ。



どんなお店? 7/27
工房とショップは同じ建物を壁で分けているだけである。しかも床を立てた壁。で、30坪程度が工房。今までの工房よりは広くなるが、新たにプレスなどの機械を導入するし、作業台を含んだ手加工作業スペースをなるべく広くとりたいと予定しているから、余裕な感じではない。スペース的には限度があるので、それなりに最大限活用である。
 ショップスペースの方は工房を取り囲むように、2つのスペースになる。17坪と26坪の2つのスペースだ。せっかくなので違った雰囲気に家具を提案できたらと思っている。キッチンなどの水周りの家具も得意としているので、ショップの方にも飾りでなく、ホントに使えるカウンターシンクでも配置し、そこでコーヒーでも出せれば、僕らとしてはより楽しいであろう。

と、いろいろ空想は膨らんでやまないが、最終的には家具が一番大事なので、その家具を十分伝えれるようなお店にしていく事となるだろう。


改装近況報告 7/28


さて、新工房+お店の改装はどうなっているかというと、仕上がってはないものの工房とお店を仕切る内壁はできている。
外からの工房への出入り口はもともとスレートの壁だったため、内部の鉄骨とコンクリート部を解体し、新たに鉄骨のフレームを入れシャッターを取り付けた。材料や出来上がった家具の出し入れに、この大きなシャッターでの開口が必要となるからだ。納品用の愛車デリボーイはシャッター部ギリギリに駐車予定。出来上がった製品を車に積み込み、ブルルンっと出発予定。
「家具を製作している雰囲気が感じれるお店」というコンセプトにたどり着いた僕らは、お店と工房との壁に大きな穴を明けた。
壁の大きな穴を見ながら、仕事を見られる事への照れくささを感じた。窓枠大きくして、開口を小さくしようかな、、、なんて考えたりもする。
お店側の入り口付近の窓は透明の大きなガラスに交換した。既存ではw1800×h900サイズの窓がたくさん付いている。それを全部透明の大きなガラスに交換はしない。あんまり外から見え過ぎてもねえ。
 納期間近な家具の製作があるため、改装の方に時間を使っていない状況ではあるが、朝と夜に必ず行く事にしている。
理由は改装中に、子猫が迷い込んできて、捕まえれないでいるのだ。素早い子猫は床下にスタスタと逃げ込んでしまうのだ。
だから、キャットフードと水を持って改装中の工房に出向くのであった。きちんと餌はなくなっている。このまま工房の主となるつもりなのか?


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