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4/28 安楽椅子 |
1タイプの椅子は完成。安楽姿勢をためしたいので、出来上がった椅子にウレタンの高さのものを座面にのせ、座ってみる。よしよし。木部は出来上がったので、とりあえず次の椅子に取りかかっている。 2人がかりでの製作である。木取り、木作り、ほぞ穴、ほぞと加工をすすめる。 この椅子はデザインを決めかねている部分がある。無難にいくか、チャレンジするか、、。 こうした方がバランスはよいのだが、はたして、バランスがいいものがいいデザインなのだろうか? 完成されてないアンバランスもいいよなあ。 最近、自分達が作る家具について思う事がある。 いきつくとこは、最終的にその物自体がいかによいか、である。 やっぱ、本当に納得できるものを、いいものを作りたい。その努力をしてみようと思う。 別に、今いいかげんな物を作っているとは思わないけど、もっとがんばってみたい。 大企業でなくてもできるはず。難しい行程のいるデザインも、それをスムーズにする方法はあるはず。 人の力は限界があって機械を頼らなくてはいけない部分も、もちろんある。 でも、人の可能性は決まってないと思う。やればできるかもしれないしね。 図面どうり、綺麗に完璧に作る事はできる。自分達の技術範囲でなら。そうじゃなくて、その上を超えたい。 そのデザインを妥協なく作る方法を発見していく努力をしてみよう。 僕らは物の作り手なんだから、物作りで認められたいという気持はあるし、認めてくれればうれしいだろう。 でも、まず自分自信が納得できた物を作れたかどうかである。それが、商品だろうが作品だろうが物は物である。 物を作る僕らは、自分自信がほれ込める程の物を生み出したい。追求し続けたい。 毎日の仕事の中で、納得してるんだけど、納得できてないっていう妙な気分で、、、、。 あんまり、安易な事はいやだなあ。上手く言えないけど、もっとがんばっていこうと思った。 |
4/24 接合 | ||
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4/23 5月30日まで |
今日から約1ヶ月、あるお店のオープンにむけて、そこで使用する椅子やテーブルなどを製作する。まだ、お店の具体的な場所などは公表できないが、確実な話しである。なんせ、オープン日はイベントなどを開催するので、それにあたっての宣伝なども既に動いているらしい。holly
wood buddy furnitureとして、関係していく部分が多く、なんとしても納得いく仕事をしたいものだ。 そのお店にはいろんな人の夢や思いがある。 実は、ここ1ヶ月、打ち合わせを重ねてきた。みんな、夜しか集合できないとあって、仕事を終え、夜の密談?にでかけていたのだ。そんで、今日から家具の製作に入ったという訳である。 ファブリックでくるんだウレタンクッションを使用した安楽椅子から取りかかっている。11脚だ。タモ材にて木フレームを。 気にいっているこの安楽椅子から製作したのは、これで、リズムにのりたいからだ。 40日あまりの、製作期間。段取りしだいだ。 |
4/20 納品 | ||
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4/13 綺麗だねえ | ||
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4/12 ウレタン | ||
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4/11 納品へ | ||||
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4/10 技術は知恵から |
ハードメープルのテーブルを製作している。まずは、天板から加工に入る。理由は簡単。大きな面積を必要とするし、木目の綺麗な部分をなるべく使おうとすれば、まず、優先して木取りをする。そんで細かいパーツは天板の木取りで除かれた部分などで進めていく。これはhwbでは基本中の基本。大きいパーツは大きい材料から。 今回のダイニングテーブルは厚み40mm程度の仕上げ、これぐらいになると無垢材の贅沢さが十分感じれる。板でなく固まりとなってメープルの綺麗で繊細な存在を感じる事ができるであろう。 材料は54mm厚の板で長さ2300mm。天板の長さは1900mmなので、1910mmで木取る。人工乾燥までさせてあるもどし材なので、十分に乾燥している。乾燥させていく過程で、どうしても端から20mm〜100mm程は割れが入っている。 板といっても平ではない、材料としての厚み54mm。それを手押しカンナ盤という機械で平らに削っていく。厳密にいうと、板は削れば少し狂って反る。だから、削りながら反りをみながら、時には反らせながらである。使用している手押しカンナ盤の最大加工幅サイズは300mmだ。1900mm×870mmの天板は、素材の材料と相談し、機械で加工できる範囲で数枚の板を接ぎ合わせて1枚の大きな天板にしていく。逆に、厚み30mmで600mm程度の幅の板を1枚で作ろうとすると必ず反る。しかもかなりの力で反りかえる。丸太のどまん中の唯一全部柾目材なら可能かもしれないが。 そういった予測をしながらの木取り、平らだし。この作業の仕方が無垢家具の最大の「ならでは」の部分だ。 奥の深い深い話であるのでこの辺で。 機械で平らになった板を大きな1枚の板に接ぎ合わせ、1晩しっかりと乾燥させる。 そうすると、機械によって12mm程度大きく削られた板1枚1枚が、裏表のバランスが崩れたせいで、少し反りだす。 もちろん、それも計算にいれての事。 今度は、手カンナに道具を変え、その微妙な反りや狂いを削り、平らな天板にしていくのである。 |
4/8 シンプルなデスク |
厚みが40mmの板状のパネルで構成されているデザインだ。パソコンデスクである。クルミの無垢材で作っている。グレーで着色し、ウレタンで塗装を施す。クルミの綺麗な木目もある程度透けさせたいので、塗装の方法は、複雑である。 デザイン上、天板と両サイドのパネル状の脚のみで、他の部材はできれば入れたくない。40mmの厚みがあるので、よっぽどしっかりとした物にはなる。 天板と脚を組み立て、一晩、ハタガネで圧着固定し、のりを乾燥させる。 連結される部分には、40mmの厚みがあるので、普段の二重のサネをいれ、(強度的には2倍以上になるが)しっかりとした組み手にした。なんせ、この部分で家具の強度が決まるからだ。 |
4/5 次は |
クルミの椅子が完成し、ワックスで仕上げた。そんで、次の仕事に取りかかっている。 パソコンテーブルである。と、いってもパソコンっていうデザインではない。お客さんからある程度の希望を頂いたのでそれにそって製作している。1800mmの天板に両側はパネル。ミニマルなデザインであるね。黒に近いグレーの木目の透けた塗装で仕上げる。うん、このデザインによく合っていると思う。メールで注文を頂いたので、塗装サンプルを送らせてもらい、選んでもらった。 精一杯、綺麗な仕事をさせて頂きます。楽しみにしていて下さい。 |
4/4 納品 |
ベット、とチェストを納品に行く。マンションの8階で、エレベーターでは搬入できず、階段で。メープル材なので、重い。 途中、6階で休憩。そんな納品だった。お客さんは、かなり満足してくれ、ありがたい。 チェストも同じ色で塗装をしてあり、部屋にバランスよく収まった。 ダイニングテーブルを買う予定のものから、変更してオーダーしてくれるそうで。 納めた家具をみて、追加というのは、素直にうれしく思う。 納品前に時間をつくり、市美術館へいってきた。 カルダー展だ。そうそう、市美のエントランスにある作品の人(コールダーとなっているが)のだ。カルダーっていえばモビール。 僕は、モビールも好きだが、動かない作品も好き。平の鉄板の溶接の具合や、カットの仕上げが好き。 色付けの仕上げの適当さかげんも魅力的。全体的に人間の大きさぐらいの作品が多かったけど、アクリルケースの中に展示されている小さいのもあった。それから、写真でしか見れなかったが、かなり大きなスケールのものもあった。小さいのも大きいのもそうだが、普通じゃないところが魅力的。うちわで風をおこし、モビールを動かしてくれるお姉さんの存在が気になった。それと、美術館とかでない普通の空間で見てみたい気がした。ああいう展示会場は綺麗すぎて、、、。名古屋市美術館は好きだけどね。だって、公園と隣接しているし、並木も気持がよい。 納品後、どうしても見たいものがあり、大須へ行く。新型のiMac。やっと現物を見る事が出来た。パソコンがもう1台必要になる予定なので、新型のiMacを検討しているのだ。デザイン的に「あんまり好きじゃなーい、前のがいいー」なんて言ったものの、実際みると魅力的だ。アーム部のデザインは気になるが、中身がよいし、液晶はスッキリ!あーだこーだと、いじくりまわした。 でも、パソコンの寿命というか、消却期間は短いねえ。そのてん、家具はえらい。パソコン用のテーブルはパソコン用として、ずっと使っていけるんだから。 そんな事も思いながら、数件のパソコンショップで同じような行動をとり、決めた。新iMacにしよう。 |
4/2 クルミの椅子 |
クルミの椅子を製作している。椅子2脚と、ベンチ、1台。同じクルミ。 |
4/1 格子 | ||
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4月です。花は咲き、holly wood buddy は4年目を迎える事となりました。普段何気なく使っている 木の年輪を真剣に数えて見ました。何十年、何百年という時間を感じます。どんだけがんばっても 時間だけは一秒ずつしか進まないんですね。「すげえなあ木って」ってベタな事を感じております。 さあ、がんばりますか。そして、1年1年、顔にしわを増やしながら、家具作りに励んでみますか。 |