hwb work diary 2009.1

1/31
個の時間

一人用の椅子を作っていると、ついつい視線を想像してしまう。
暖炉だったりすれば、とても素敵である。
こういう現代の中で、そう生きてこそ楽しんでいると言えるのかもしれない。

僕には、物がない時があった。夢しかない修行していた頃。
でも、今と同じ様にとても豊な時が、既に始まっていたのだ。
一生懸命になれる自分がいて、それを支えてくれる人がいる。
そして僕を待っていてくれる人がいる。

それさえあれば、これからも豊かだと思える。

僕ら作り手は、そういう時間を作っているんだ。



1/22
家族の時間

思い出を作っていくことは、とても大切なことなんだろうなあ。
毎日過ごしている何気ない時間も、いい思い出になるよう味わうべきである。

何気ない家族との時間は一番大切で、それは奇跡のように感じる。
だから、精一杯仕事をし、テーブルの家族のところへ帰ってくるんだろう。

大切な人と過ごす時間には、何が必要なんだろう。

テーブルの上に並んだ食べ物と、それを囲う人たちの椅子。

大切にして欲しい。僕からのお願いである。



1/14
今日は、午前中に納品に出かけた、今年始めての納品だ。
ひそかに、そう思っていた。


新築のお宅であった。とても幸せそうな雰囲気が感じられ、こちらも幸せな気分になった。

むしろ、前向きな日々は始まっている訳で、気持ちが良いなあ。

午後、固めのナラ材を探し、木作りまでした。同じナラでも、しっかりしている。適材だ。



1/12
小さな椅子が、何かしら活躍することが多い。
子供が1年半くらい使ったものである。

木の道具は傷になっても、それが味になっていくので、その素材に感謝してしまう。

細かいことばかり気にして、排除してしまえば、大切なことまでも、失う。


おおらかに自然を受け入れつつ、ともに相談しながら過ごしていくのが、僕には合っている。

どんな出来事も、人生の大切な一つ一つの要素だと、最近は強く思っている。



1/11
今日は、来店される方が多かった。前向きな方が多くて、なんだかとてもうれしく、安心した。

家具のことを考えること。

終らないし、永遠の僕のライフワークである。

家具が与えてくれる恵みは大きく、生活の何か大切なキーワードを握っているような気がする。
そこを大切にしたいと思って、前向きに生きるかどうかである。




1/8
車での通勤がはじまり、予想以上に変化があることに驚いている。
単純に、気持ちが良い。

車で15分ぐらいなのでちょうど良いのかもしれないが、いい意味でメリハリができた。
この変化をプラスにしていこう。




1/7
2009年が始まり、いつものペースである。

去年の暮れに自邸が完成し、新たなスタートである!
住みながら、心が求める「もの」を見つけていこうと思っている。

いいなあと思っている事を、確実に形にしていく年にしたいと思う。

「むしろ、気を抜いていこう!」 楽しんでいこう!

←02チェアの座をペーパーコードで編んでみました。ようやく時間が出来たある日の夕方、突然編み始め、一気に夜なべをして編み上げました。猫がじゃれて大変でしたが、とても楽しく充実した意味のある時間でした。



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