hwb work diary 2008.12


12/26
ソファがあると、落ち着く。
当たり前ではあるが、落ち着いて座れる場所ができるという事は、「人にとてもやさしい事であると思う。

どうせなら、いい物を永く使いたい。やはり、革の魅力は多く、ファブリックとは違った大きな存在を感じてしまう。
ファブリックの良さも確かにあるから、その選択を悩んだ時には、何年先をみているかを意識してみると良い。
これからの僕の家具作りは、増々、質感や時間を意識したものに、自然となっていくと思う。

納品したソファを、静かに眺め、そう決意している自分を確認した。



12/13
納品だ。ダイニングテーブルと椅子、そしてソファである。
遠く見渡せる屋上から、搬入である。


なぜだか、感動している自分がいた。

屋上から見える景色と、これからともに暮らすソファ。
僕には、その町並みにたくさんの人の暮らしが見えたのだ。
辛い事も嬉しい事も全部含め、「生きるという事」ではないかっ!

「すべて、大丈夫だよ」と、希望がそこにはあった。



12/12
「家具」は、家で使う生活道具である。

でも、それだけではないと思っている。ともに生きていく存在であると本気で思っている。
だからこそ、愛着の持てるものであって欲しいと思う。

同じ物でも、「想い」をこめられて作られていく物は幸せである。
人が一つ一つ作り上げていくことは、とても意味のあることである。



12/11
ヌメ革のソファである。今回もまた、少しアレンジしている。

座りやすさをキープし、コンパクトにしている。


僕が使用しているヌメ革、とても、上質なものである。
オイルをしみ込ませると、オイルレーザーになる。




12/10
12月に納品するテーブルと椅子たちで、置き場がなくなってしまった。


そんなに忙しくした覚えはないが、納品のタイミングが揃ってしまうとこうなる。





12/9
収納家具。

全部、引き出し。


衣類を収納し、ともに過ごしていく相棒となってくれる。

家具を作っている時は、とても幸せである。

家具を考えている時も、とても幸せである。




12/2
久しぶりに休日らしく過ごす。

ぐーすかと、昼寝した。


平和ボケも嫌だが、緊張しっぱなしでは、自由ではない。





12/1
2年以上眠っていた天板と、1年以上温めてきた設計図、ともに活かされる時がきた。

ああ、いいねえ。






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