hwb work diary 2007.3

3/29 
春らしくなってきたので、気持ちがいいね。

3月、4月と忙しくてね。
事実、ここのところ休みなしでがんばっているのだ。
これは、自慢できる事ではまったくない。むしろ恥ずべき事だろう。休みなしで作らないと間に合わないようなスケジュールという事がダメである、、。
こういう時もあるのだ。4月末まで油断できない状態が続きそうである。

オーダー依頼して頂いているのに、デザインの提案がなかなかできないので、申し訳なく思いながらも製作に集中できるようにしている。

それでも、いい家具を作る事で絶対に喜んでもらうつもりだ。
常にどんな時でも、どんなものがいいか考えている。家具を製作している最中でも納品している時でも、いつでもヒントを見逃さない状態でいる。



3/18 組立て
長いテレビ台。

数年前、オーダーメイドで依頼して頂いたのがきっかけでデザインしたこのTV台も3台目の製作である。
毎回、アレンジはあるが。

このTV台は収納した機材の熱を逃がすためのルーバーが天板後方に設けてある。

大きいが、低く長く構えているので、設置(もしくは取り付け)するとスッキリと爽快な雰囲気になる。

まだまだ必要な加工はあるが、本体はオイルフィニッシュした。

まだ、しばらくは店内にあるので、見たい人はチャンスである。



3/17 椅子
テーブルだけ先に納品していた。
椅子を納品しテーブルに配置する。


いいねえ。
テーブルから背がちょっと顔を出している。


場ができた。



3/16 そんな季節
卒業式。
とにかく、いいものである。

非常勤講師という立場といえ、週一回は会い、真剣に教えていると、その旅立ちとこれからを応援したくなる。


楽しくなるまで諦めるないで欲しい。最初から楽しいような容易な事は、そんなに多くはなく、プロフェッショナルまでの道は苦労し、ものにし、楽しんでこそ、見えてくるものだと思っている。

忙しさにいい訳をしないように、いっそオモイッキリ突進していってほしい。
若者よ、がむしゃらにがんばれ!

疲れたら寝ればいいのだ。



3/13 寒い!
しばらく暖かかったので、油断していたではないか。寒い。
体がこの変化についていけず、少し腰が痛いような、、、。
でも、こんな時には腰ストレッチ!
ぎっくり腰経験者の僕としては、気をつけているし、大丈夫である。


今作っているTV台は3310ミリの一本作りである。だから、重量もまし、作業アクションもいちいち大きくなってしまう。
アクションが大きくなっても、仕事は繊細な訳で、家具屋はホント大変である。

体全体の筋肉を使うような大きなアクションを伴う作業、その次には指先の感覚で勝負するような繊細な作業、、、。

どんなに重たくて大きくても、家具仕事をしていく。
体も心も、常に高いところでキープして励んでいくと、ホントに素晴らしい出来になる。

自分OK!



3/11 キッチン収納
昨日の午前、キッチン収納を納品。9:30には取り付けを終えるつもりが、少々手こずってしまった。30分ぐらいだけど。

次は、ソファを作らせてもらうので、その時にまた撮影させて頂く予定。
お客さんは、自分で家を考えたそうだ。すごくさわやかなパワーを感じた。

一般的にあるべき物がなくても、僕はまったく平気である。
むしろ、家は住む人にのためのオリジナルの有り様でいいと思う。

わがままを言うのではなくて、譲れない大切なことさえ妥協しなければ、それでいいと思っている。
美しいだけの形を手に入れるだけではなくて、そこに、プラスオリジナルの
時間を生み出していくために、自分を知って「らしく」生きていこう。

僕の言うところの感動レベルと言うのは、想いや時間や行動の結果の形が、そのバックボーンと共鳴しあい、オリジナルの生々しい鼓動を感じる度合いの事である。



3/10 距離
遠方から来て頂くお客さんも多く、わざわざありがとうございますと恐縮してしまう。

実際に家具を見て触って頂くのが、本当の事が伝えれるので、良いと思う訳である。

名古屋お住まいの方でも、うちの家具を知らない人は多いのに、遠方でも知ってくれている人は知ってくれる訳で、、、、そうそう、見える人には見えるような目立たない存在でもいたいのである。

ファッション的でなく、美術技術的な物作りをしているつもりでいる。
お店から工房がまる見えなのに、ちっとも僕本人はおしゃれでもないし、寝癖も常にあるし、そんな事は全然平気な訳だ。
家具を作りやすい事に重点を置く。そういう事なのだ。


できるだけ、地元の家具屋さんで購入した方がいいと思うのだ、なんとなく。
うちの家具がそんなに素晴らしいかどうかは分からないし、僕としては、当たり前の事をしているだけである。
もちろん、検討の結果、うちの家具に出会ってしまったのならば、よろこんで精一杯努め作らせて頂く。


良くも悪くも、遠距離恋愛のような。



3/7 感謝
J.ウェグナーが亡くなったのを知った。だいぶ遅いが知った。
そうかあ、、、。
生涯かけて、どれだけの木と触れ合ったのだろう。
僕はまだ、あんなにおおらかで、そして繊細な家具を作れません。
まだまだです。がんばります。
ご冥福をお祈り致します。



3/5 ついつい
あまりにも気持ちがいいので、休みだけど工房で仕事をしてしまう。

ようするに、変態である。
休みだから、楽しい事をしよう。そうしよう、家具作りをして楽しもう。

そんで、美味しい昼ご飯でも食べに出かけて、ほわ〜と昼寝をする。
夕日を見て、そして明日につなげる。



3/02 オーバル
オーバルダイニングテーブルの脚である。天板がない状態で見るこの脚は、奇麗である。

僕が思うに、家具はパーツの構成によるところが大きいので、パーツ一つ一つの物の良さが、全体に大きく影響していく。


やりすぎる必要はないが、作り手がついつい手間をかけたかくなるような物としての魅力が必要だと思う。


より美しく仕上げたくなる。ついついやってしまう。自己満足。好きなんだねえ。


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