早朝納品予定していたソファだが、打ち合せや製作の段取りがつかず、夜に変更してもらった。
僕としては、たとえ仕事が終わったあとの夜の納品でも楽しく行けるし、むしろ昼間に家具を作れるから、ありがたいくらいである。でも、「お客さんに申し訳ないなあ、、」と思う部分もあり、早朝に納品に行かせてもらう事が多い。
8時に到着し、2階へ階段で搬入。大きく重たいソファを縦て抱え込むようにして。いつも少しドキドキする。
待っていてくれたお客さんは、本当に喜んでくれ、手作りシフォンケーキまで焼いていてくれ、なんだが一気に疲れも吹っ飛んでしまう。それどころか、TV台の打ち合せもさせてもらい、さらに「将来ここにカップボードが欲しいんですよ」と、将来の話までしてくれ、本当に最高の気分です。
納品の時間のわがままや、打ち合せのスムーズさや、そういった部分を自慢にする事はない。でもでも、物を作る人でいるなりの力を注ぐべき部分は、物でしかないとも思う。
僕の作っている家具は、誰でも作れるという物ではなく、素材と向き合いながら、作っていくしかない。「いつももう少し良くできないか?」と自問自答しながら取り組んでいる。 |