hwb work diary 2004.4


4/29 あれこれと
先日の休みの日に、お店の家具の配置を変えてみた。
ものすごく、衝動的行動だった。

最近、1日が充実している。朝の行動する時間を早めたからだろう。
7:30から仕事にかかると、なんだか得をした気分になれるのだ。
それは、仕事をしている日でも、休みの日でも同じである。

で、先日の休みの朝。
まず、お店のエントランスのクルミドアにワックスを塗り、メンテナンスをした。天気もよく気持ちのイイ作業であった。そして店内の普段できない部分の掃除をし、誰もいない静かな店内をゆっくり眺める事ができた。あれやこれやと、時間を気にする事なく快適な作業が進み、ものすごい満足感を得る。

突発的な衝動にかられ、家具の配置変えをした。家具をどう見てもらうかというより、家具がなんとなく置かれている空間の方を意識する事が、僕にとっては自然である。
そうやって、衝動的に出た行動の結果は、うまくいく事が多い。
少し、殺風景なように感じるがそれが良く思え、僕自身もスッキリできた。

よし、これでまたしばらくがんばれる。



4/28 オーバル
オリジナルのテーブル、オーバルタイプである。
サイトではまだ紹介していないが、お店に展示してある。
オイルを浸透させ乾かしているところ。工房はホコリっぽいので、出来上がった家具は店内に保管してある。
納品迄は『納品前の家具』としてオイルとワックスを乾かしながら展示させてもらっている。

画像の右にある食器がのった物が、オーク材で作った展示用兼打ち合わせ用のオーバルダイニングテーブル。
そして、左にあるのがクルミ材で作ったオーバルダイニングテーブル。オーク材より優しい印象だ。
クルミ材は経年変化具合がすばらしいので、使い込んでもらいたい。

メンテナンス用の油もクルミ油。
HWBの家具用にクルミ油を用意してるので、お店に来た時に言ってもらえれば、ビンに入れてお渡しするようにしている。



4/24 コーヒーテーブル
コーヒーテーブルだ。テレビ台といっしょに納品させてもらった。
小さく程よいサイズのコーヒーテーブルだ。



4/24 テレビ台
ウッドアームソファを作らせてもらったお客さんから追加注文を頂いたテレビ台。ブラックウォールナットの質感がお気に入りだ。

何度も注文してくれる事は非常に光栄なことである。
家具のクオリティーやデザイン全てを知った上での、改めてオーダーもらえる事は、喜んでもらえた明かしとするなら本当に嬉しい事だ。


画像は納品前のテレビ台。上下移動できる棚板と深さのある引出しはコの字の構造の中に納まっている。イメージしたのはオーディオなどのデザインである。幅木の部分がステージのようになるような工夫をした。引出しの内部は木のシキリが入る。

細かい部分のこだわりは使って見ると実感できると思う。



4/21 思う事
納品だ。今日は1日納品であった。
午前中は、宇野さんの建築のクルミの建具を現場に搬入。
このクルミ材の建具に合わせ、スギさんが鉄でレバーハンドルを只今製作中。組み合わさった後、紹介するとしよう。

午後は、ソファの納品。
縁合って、hwbの事を知ってくれたお客さん。
最近というか、オーダー家具の仕事をしている中で思う事がある。
いろいろな人の生活があって、そこにはいろんな時間が流れている。

上手に言えないが、すごく大事にしたい部分がそこにはあって、なんだか、感動する程だ。
教えられる事や気づかせてもらう事が多い。
家具を作る職人の僕が言うのは変かも知れないが、家具を作る技術はただの作業であって、きちんと作って当然な訳だ。
そこでだ、何のために技術を活かすかと言えば、「家具を作るために」と言うより、むしろ「その人のために」というふうにその背景を見た方が、僕にはしっくりくる。

人がいないと、むなしい。
僕の物作りが少しでも誰かの役にたっているとするなら、ものすごくうれしい。
僕が家具を作る理由は、そこにある。



4/14 サイトをリニューアルしようとがんばっているが。
夜は、パソコンの前にいる事が多い僕だが、最近はサイトを整理整頓しようとがんばっている。いつの間にか結構多いデータになっていて、知ってほしい情報とほったらかしにしてある情報と入り乱れている。
反省である。できるだけ、わかりやすくしたいので整理整頓からやっている。
コツコツなんとなくやってきた事なんで、簡単にはいかないね。
だから、おもしろい。



4/12 先日の玄関ドア
画像のアップが遅れたが、先日の取り付けた玄関ドアだ。
ナラ材のドアと、ナラ材の幅の広い枠を。ハンドルもオリジナルで作ったものだ。

後に、ドアの下部にステンレスのハカマを取り付ける予定だ。

早速、鉄職人のスギさんにお願いした。目的は跳ねた水へのガードである。スギさん、バランス良くお願いね。



4/10 納品
昨日に引続き、納品日。ダイニングテーブルと01の椅子とクッションタイプベンチの組み合わせである。
オリジナルのテーブルに少しサイズの調節をした物である。
画像は店内で撮影した物だ。納品後、お客さんのお宅で撮影させてもらうつもりが、デジカメの電池を忘れてしまったので、残念。

01の椅子はブラックウォールナットで製作する事が多いので、イタヤカエデで作った01はすごく新鮮である。

イタヤカエデの01もスッカリ定着してきた。ただ、イタヤはブラックウォールナットに比べ堅いので、製作過程が余計にかかっている。
白い木なんで、色の濃いブラックウォールナットと実際のサイズは同じでも、若干ふっくらした印象になる。

各部材の太さを微妙に細くする事も、イタヤに関しては検討しても良いかな。そうすると、製作治具が変わってくるので、違う椅子としての工程となってくる。う〜ん、何が基準なんだろう。
できるだけ、ヒューマンスケールでいきたいところだな。



4/10 ベンチ
これが、ベンチ。
クッション2つ。

淡いピンクのような茶のような色のファブリックは、イタヤカエデのベンチに良く似合っていた。

このホームページではまだ紹介していないが、お店には展示してある。

丸く削った脚はイタヤカエデならではの良さを発揮している。
あまり目立たない存在だが、窓辺の日向では持ち味を発揮する。



4/8 鉄工
宇野さんの建築の仕事で取りかかっているのは、ドア。
下の画像と同じ仕様だ。材料はクルミ。クルミの表情は好き。やさしさが深い。普段の生活には、これまたちょうど良い。
ハンドルは、独立したての鉄工職人「スギさん」が作る事となった。がんばれよ〜!
.スギさんの学生の頃の昔話し。課題のモデルを作るのに、スタイロフォルム(モデル用の発砲スチロール)で製作すれば十分なところを、わざわざFRPに挑戦していた。もちろん、失敗していた。当たり前だ。誰かに教わる事なく、自力でやるんだから失敗して当然だ。最初からうまく行く訳がない。でも、そういうスタイルは大好きだ。やらずにいられない程、とりつかれている。
根っからの凝り性な僕らは恥ずかしいくらいの失敗経験だらけである。でも、諦めないから技術や知識がプラスされた僕らは水を得た魚のように最強である。
そして楽しい。ありがとう。お互い刺激し合って気持ちのよい物作りをしていこう。
←画像は、先日、スギさんの工房へ遊びに行った時のもの。「今日はコークス用の耐火レンガを積む」と計画していた彼に、ドーナッツを差し入れ。せっかくだから「何かやって」とリクエストし、撮影したもの。よく分らんが熱かった、、、。
スギさんの本当の意味での物作りがいよいよ始まる。



4/9 ダイニングテーブル納品
僕ら家具屋は、週末に納品に行かせてもらう事が多い。急ぎの仕事があったため、僕は工房に残った。スタッフのカツキとソウタが納品にむかい、無事にダイニングテーブルと椅子を納めさせてもらった。

何度もお店に足を運んでもらい、材料を選んだイタヤカエデのダイニング。オリジナルのREGULAR DINING TABLE と 02 CHAIR の組み合わせである。
納品から帰ってきた二人に「どうだった、どうだった?」と、くどく聞く僕に、うれしそうに「ケーキをごちそうになった」と言う。
「作っていてくれたんだ」と聞いた僕は「はいはい、それは良かったですね、、、」と微妙な気分。
とにかく、「お客さんに感謝しなよ、二人とも」って言っている僕は、ジェラシー気分。

この子がかわいいので、僕はうれしい。
今度は、カップボードを製作させてもらう。
その時は僕が納品に行くっ。



4/8 鉄工
宇野さんの建築の仕事で取りかかっているのは、ドア。
下の画像と同じ仕様だ。材料はクルミ。クルミの表情は好き。やさしさが深い。普段の生活には、これまたちょうど良い。
ハンドルは、独立したての鉄工職人「スギさん」が作る事となった。がんばれよ〜!
.スギさんの学生の頃の昔話し。課題のモデルを作るのに、スタイロフォルム(モデル用の発砲スチロール)で製作すれば十分なところを、わざわざFRPに挑戦していた。もちろん、失敗していた。当たり前だ。誰かに教わる事なく、自力でやるんだから失敗して当然だ。最初からうまく行く訳がない。でも、そういうスタイルは大好きだ。やらずにいられない程、とりつかれている。
根っからの凝り性な僕らは恥ずかしいくらいの失敗経験だらけである。でも、諦めないから技術や知識がプラスされた僕らは水を得た魚のように最強である。
そして楽しい。ありがとう。お互い刺激し合って気持ちのよい物作りをしていこう。
←画像は、先日、スギさんの工房へ遊びに行った時のもの。「今日はコークス用の耐火レンガを積む」と計画していた彼に、ドーナッツを差し入れ。せっかくだから「何かやって」とリクエストし、撮影したもの。よく分らんが熱かった、、、。
スギさんの本当の意味での物作りがいよいよ始まる。



4/8 玄関
今日は風が強かった。「春」が気持ちよいので、窓をできるだけ全開にし開放感を満喫している。お店の前の桜の花は、風がふく度に散りまくる。気が付けば、床は桜だらけだった。散っても散ってもまだなくなっていないのが、不思議だ。
昨日は、玄関の扉を納品した。「なんとかして欲しい、玄関を」と相談を受けたのは2ヶ月前。
既存のドアは、とても軽く塗装がはがれかけていた。化粧材は無垢材ではないので、塗装がはがれた状態では、すごく弱い物になってしまう。
塗った物はいつかははがれるから、しょうがいない。
←画像は、お店のクルミ材のエントランスのドア。オリジナルデザインと言うにはおこがましいが、無垢材でその素材を活かした構造から考えたドアだ。特徴といえば、枠がなく縦目の木目を活かしている事ぐらいだ。無垢材の反りや収縮にも賢く対応する構造である事の方が僕には自慢したい部分だが、構造を説明するのはややこしいのでやめとく。
で、昨日納めた玄関戸。同じ仕様で作らせてもらった。材料はナラ材である。お店のエントランスとは違った雰囲気になっていたものの、さり気なさだけは共通していた。
後日、画像は紹介する。


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