日曜日だ。気分を変えお店作り。
僕らの最近の課題は、「お店の窓をどうするか」だ。店内は窓が多い。既存の窓を全てそのままに明るい空間のままにするか、それとも手を加え壁にして明かりをコントロールすべきか。とにかく難しい問題であった。家具をディスプレーした時の明るい空間は気持ちが良い。展示していく場合を考えると、壁も欲しい。明るい空間をわざわざ暗くしようと決断に至る程の決定打はなく、そこそこのアイデアでは納得できる訳がなかった。
頭の中でイメージしていくには、自然光の変化は手強かった。天気の良い日と曇りの日では雰囲気は違って当然である。
晴れなのか雨なのか分らないようにはしたくない訳で、窓というものの存在を改めて痛感していく事となった。
物の想像を手助けしてくれる試作という必殺技がある。
簡易的に窓をベニアでふさぎ、壁にしてみたものの一面の白い壁にはどうしても想像しにくく、余計イメージを悪くしてしまった。
それならばと、窓にピタリとはまる簡易壁を2壁作ってみた。幸い4ケ所の既存窓は同じサイズなため、いろんなパターンで異なった明るさの空間を実体験として把握する事ができた。
おかげで納得のいく明るさの店内にする事ができそうである。
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