hwb work diary 2000.7


7/31
本体が、組み上がりました。やった。まずまずの出来。工場で見ていると、たいていの家具は小さく見えるのですが、この60チェストは小さく見えない。というより、でかい。
男二人でも運べない。まいった、、、。かっこいいんだけどなー。こんだけ、引き出しあれば、いろんなもの整理整頓できるし、、、。何といわれても平気です。最後まで作り上げるのみです。  
ウワッ、明日から8月ダ!



7/30
覚王山の英國屋にて、展示会の打ち合わせをしました。覚王山は夏祭りですごい数の人でした。
最近、お店だすなら、覚王山もいいなーって思ってます。
なんか、なじめそうな雰囲気を感じています。裏路地もいい感じだし、、、。まだ、わからないですけど。そんでたくさんの人で賑わってる道にある英国屋さんで打ち合わせをしました。今回、展示会に携っていただけるメンバー4人と、カレーの香り漂う店内で。
なんか、みなさんありがとうございます。とにかく、僕はがんばります。めざせ、200人。たくさんの人に見て頂けますように。



7/28
だんだん格パーツが出来上がってきました。組み上げる前は少し緊張します。天板、底板、側板、中板、それぞれを連結させる桟木、そして裏板。
木取りから始り、角材にする木作り加工、ホゾ加工のためのスミ付け(特に大事)、そしてホゾ穴をあけ、ぴったり入るようにホゾを加工し、留加工や鏡板をはめ込むミゾをつく。それぞれの部材がそろったところで水ひきをする。水をひき乾かし、へこんだキズなんかをうかせ、そしてカンナをかける。その後、ペーパーをあて、再度、水引きをし、600番で仕上げる。小さな格部材を組み立て側板等が出来上がる。
だんだん作業スペースが小さくなっていく。家具が自分より大きいから大変である。一度組み立てるとそう簡単には、移動もままならない。基本的に独りで組み上げるので、至難の技である。失敗は許されない。        
組み立て前はちょっとした儀式が必要である。気合いを入れるために。その儀式は掃除をして余計なものは視界から消す。すっきりとしたところで、たばこを一本。戦闘体制になる訳でこうすると僕の場合はうまくいくのでした。そう明日は戦闘だ! 



7/27
厳密なことをいうと今回の材料は楢は楢でも北米産のホワイトオークです。ホワイトオークはレッドオークみたいに赤みがかってないだけで白い訳ではありません。国産(北海道産)のものより色は濃いのもあるくらいです。
好き好きですが、アメリカって感じで、私はこれはこれでイイ材料だと思います。ただ、国産の楢に比べるとあらあらしく、加工する側からすれば国産の楢よりは加工しにくいかな?とくに、カンナがけには、かなり体力を消耗します。ホントッ!汗だらだらって感じ。
まーでも、そうやって一つ一つきれいに仕上げていく事はいろんな意味で大事かなーって思います。そのぶんイイモンできるって言う事。そこまで、必要ないところもありますが、その辺は、さりげなくですかね。アメリカの職人は聞いた話しによると、押すカンナをつかっているらしく、私もたまにひっくり返して押してみる事もあるのですが、「かけにくーっ」て思います。
とくに、今回のアメリカンオークは「押してカンナがけしてほしいのかなー?」って思いながらもここは、日本じゃって思いながら、日本式でやっております。そんなこんなで、今日は、本体の中のパネル三枚組み終えたので、気分がいいのです。明日もがんばるぞーってね。      
今日は記念すべき日になりました。なんとholl wood buddyに初メールがとどいたんです。   
神奈川県の学生さんありがとうございます。



7/26
楢(oak)の木をあつかうのは、久しぶりで、楢材の美しさを再確認しました。
と、いっても三ヶ月前に楢材でチェストをつくっているので、そんなに久しぶりでもないか。       
ただ、今はいろんな種類の木を使っているので、加工する側としては、大変であります。  
楢材は、堅い。でも、私は、扱いやすいと思います。正確な加工ができるというか何というか。
と、言うわけで、今日までにホゾ穴加工が終了しました。  万歳!



7/25
秋に展示会をすることになりました。それに向けて、家具の制作に入りました。       
holly wood buddyとしては、この頃、引き出しのついたチェストが気になるので、引き出しだらけの家具を作ってみようと思い考えたのが「60チェスト」。          
サイズはW1800mm H1800mm D500mmです。
これに関しては、一本物で作ろうと思います。いろいろ後のことを考えると上下に分けてつくった方がイイかもしれませんが、、、。     
 とにかく、引き出しの出し入れがスムーズな、しっかりとした家具にします。ムクの素材は、狂いやすく、引き出しの家具はとくに気をつかいます。湿気が多いと木がふくらみ、板は反りだします。
これは、天然乾燥の後、人工乾燥までかけてあるもどし材でも同じです。だから、ムクの家具づくりはおもしろいのです。  良く考えてつくらないとダメ。
でも、holly wood buddy furnitureとしては、雰囲気を大事にしていきたいので、そのへんは、さりげなくしたいところです。 


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