スタッフを募集致します。 家具作りの全般を手伝って頂きます。 1 見習いスタッフ 期間は3〜5年 男女問わず 家具職業訓練校、美大工芸科など、ものづくりの経験のある方 2 スタッフ 期間は5年〜 男女問わず 家具製造の技術経験者 メールにてご連絡ください。 詳細などお伝えさせて頂きます。 info@hollywoodbuddy.com 工房代表 宮嶋 浩嘉 2025.10.25 私の家具工房では、オリジナル家具とオーダーメイドの家具作りを、ともに得意としてきました。どの家具も、より良くなるように、常に新鮮な気持ちで取り組んで、自らの手でひとつひとつ作り続けています。 オーダーメイドの家具作りは、製作中に深く思考しなくては進めないまさに創作となります。私は23歳の時に、家具工房に弟子入りをしました。その頃は、家具の作り方も何もわからず、世の中にたくさんの個性の家具がある中に、自分のオリジナルと言える家具がひとつも存在していないこと、そして生み出したいのに、どうやっても美しいと納得のできる家具を創造することができず、理想と現実にもがいていました。 当時、世の中はフラッシュの家具が大半で、本物の木をそのまま削り組んで家具にするということは、特別なことでした。 一番感じていた足りないことは、作るということのリアリティーでした。それは、人がスペシャルな腕をふるい、ひとつひとつに丹精をこめて作るというクラフトマンシップでした。そして、嘘くさいものから離れていくと同時に、心はとても静かになったのを覚えています。自分の価値を信じていく日々は、それだけの覚悟が必要だったと思いますが、自分に嘘をつかないでいられることが、若い自分にはとても重要だったのです。逃げないこと、妥協しないこと。 現在、世界中の情報やセンスが見てとれるようになり、家具の世界も当時の何倍も、私が思っていた嘘のない物が増えてきたように感じております。私が修行を始めた23歳の日から、早いもので30年の月日があっという間に過ぎました。今、思うのは、家具作りの素材が本物の木で良かったということです。 木も革も、同じ表情や同じ質のものはなく、その奥の深さに、教えられ続けているということです。 これは大変だという創作が待っていて、自分がそれを現実にしなくてはならなくて、信じるしかなくて、そこに無言で待っているのが素材(木)であって、形が出来上がっていく中で「なんかいいね」と、つぶやけるスタッフがいて、暗中模索のような入り口から、「本当良かったおめでとう!」という出口まで、全て良いも悪いも現実で表裏一体となって、物作りの歴史となり、刻まれ続けています。 私はこの道が、本当に好きです。そして合っていると感じています。まるで未来が自由に感じることもできるし、何かすごく人の役にたっていると感じることができるし、そして何より飽きないです。悔しいですが、まだまだ自分も未熟で、挑戦したいことも多く、道の先は長いと感じています。もっと感動できる心に届く物づくりが、存在していそうで、、、、ホント、時間が惜しく、そして愛おしいです。